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旅が終らない人へ|「旅ぐせ」のある人生と日常と旅の話【自己紹介】

アナハイムのコインランドリー

はじめまして。室長こと「たびぐせのひと」です。

プロフィール

年齢:30

人物:思いつきで旅に出て、旅のことばかり考えています。そこそこ真面目な会社員。週末になると平日の全てを忘れて旅に出ます。基本的にはひとり旅推奨。弾丸旅と電車が好き。

目次

「旅ぐせ」を始めた理由

旅の醍醐味は?と聞かれたら皆さんはなんと答えるでしょうか。

観光地を巡るのはもちろん楽しいけれど、私が旅をしていて好きな瞬間のひとつに、旅先での洗濯というのがあります。これはかなり変態的なのではないかと思うけれど、みなさんどうなんでしょう。皆さんこの発言についてきていますでしょうか…。

そもそも洗濯が嫌いな人にとっては、「いやいやたびぐせのひとさん、せっかく旅に出ているのにちょっとバカなんじゃないか」と思われるかもしれません。しかも普段洗濯が好きかと聞かれると、洗濯物かごから洗濯物が溢れていてもスルーを決め込んで、何日も溜めた洗濯を回せないこともあるくらいずぼらな性格をしているわけです。

にもかかわらず、旅先の洗濯がとにかく好き。

洗濯物をまとめてホテルの部屋から廊下へ出ると、まるでそこで暮らしているかのように「日常」が旅に侵食してくる。日常で旅を感じるのが楽しいように、旅で日常を感じるのもまた、とても味わい深いということなのではないかと思います。

旅先で洗濯物を回している30分間、私たちはホテル周辺に縛り付けられることになるわけで、それはもしかすると、職場と自宅の往復圏内に嫌でも縛り付けられる日常の縮図なのかもしれません。

その30分間こそが、その旅を深いものに変えるのではないだろうかと思っています。もちろん部屋に帰って寝てもいいし、カフェに行ってもいい。コンビニに行ってもいいし、お散歩に行ってもいいし、ロビーで本を読んだり、ただ衣類が回る様子と壁のテレビを交互に眺めながら、ボーッとしていてもいい。

洗濯機がまわっているあいだは、少し離れた観光地には行けません。「日常」というこの制限が、独特なスパイスとなりえます。日常を過ごしていると憧れる旅と同じように。うん、やっぱり旅先の洗濯はおもしろいと思います。

ただそんなことが楽しかったりするということは、ガイドブックには載せるほどでもない。

だからこそ、「旅ぐせ」ではそんなガイドブックに載らない瞬間を旅の記録と共に残せれば嬉しいな、と思いました。

帰ってきたその瞬間から「旅と生活のあいだ」が生まれる。

初めての海外旅は友達と2人、アメリカへ。

全て個人手配で乗り切った1週間の旅を終えて成田に着いた私は、「海外って本当に行けるんだ…」と当たり前のことに静かに興奮したのを覚えています。

高揚感と時差ボケの中、帰国当日は20時には猛烈な眠気に襲われ、次の日は異様に早起きをして何事もなかったようにアルバイトに行きました。5時間ほど1人で商店の留守を守るというなんとも悠長なバイトをしていたために、なにがしかを考える時間がたっぷりありました。

本当に行って帰れたなぁ。

楽しかったなぁ。

風が気持ちよかったなぁ。

写真を撮ってくれたおじさんたちや、トイレの場所を教えてくれたお姉さんの顔を思い出す。

「いらっしゃいませー」と、お客さんがきたら何事もなかったかのように現実に帰るけれど、道ゆく人のスーツケースの行き先に思いを馳せては次の旅を妄想する。そう、初めて海外から帰ってからずっと、心は旅と日常のあいだ。

日常と旅の2つだけの世界だった私の人生に、「日常と旅の間」が出現したのだと思いました。

「旅ぐせ」とは。

海外旅をするようになってから、見えるもの、聞こえるもの、匂い、色、文字、言葉、雑貨、食べ物、服…。

世界の全てに突然輪郭ができたかのように、意識したこともなかったものが入り込んでくるようになる。

時間ができたらすぐに飛び込めるように。

通勤電車で航空券を検索して、まだ見ぬ国の素敵なホテルを探し、Google MAPで地球を回してみる。

国内も、海外も、自分の目で確かめに行く。

休みができたらひとりでも家族でも、ともかく飛び込みにいく。

「旅するくせ」がついていればいつだって飛び出せる。

「旅ぐせ。」という場所について

改めましてこのサイトは、旅の中の日常と、日常の旅を楽しんでいる人に向けた、

旅と、旅と日常のあいだがもっと楽しくなる情報サイトです。旅が終らない人の日常と旅が、楽しいものになりますように。

最後まで読んでくだり、ありがとうございました。
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この記事を書いた人

日常に帰っても旅が終らない人です。
・・そこそこ真面目な30代会社員。週末になると何もかも忘れて旅に出ます。

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